2015年10月26日月曜日

No110 秋仔マダイの池入れ開始

今回は、秋仔マダイの池入れの様子をお伝えします。

通常、自然界ではマダイは春頃に産卵します。この為、私達が秋にマダイの稚魚を生産するためには、陸上の親魚飼育棟で日照と水温を調整し、親魚に春がきた!と錯覚させる必要があります。そのようにして秋の採卵も可能にしています。

 
池入れ予定日当日、まずは少量の卵をサンプリングして観察を行います。卵質を細かくチェックし、良い卵であると判断できれば池入れに向けた採卵を行います。

 
採卵した卵のうち、特に良質な卵だけを分離し、稚魚水槽へ収容します。ハンドリングによる卵への負担を軽減するため、慎重に、かつ手早く行います。

 
今はまだ5mmにも満たない孵化後5日目のマダイの仔魚です。
これからワムシやブラインシュリンプ、そして配合飼料等を摂餌しながらどんどん大きくなっていきます。

それでは、次回の更新もお楽しみに!
 
 

2015年10月20日火曜日

No109 魚供養祭

久しぶりの更新です!

夏季の期間中は、場内設備や機材のメンテナンス等を行い、次の生産に向けて準備を進めてきました。
そして、104日には浦ノ内養魚場において魚供養祭を執り行いました。


魚供養祭は毎年10月に執り行っており、生産過程の中で取り除いたり斃死したりした魚たちを供養します。そして、次の生産でも安定的に良い品質の稚魚を作れるよう、また社員も怪我や事故がなく業務に取り組めるようにと祈願します。

次回は、秋仔マダイの生産が始まりましたので、その様子をお伝えします!