11月28日より浦ノ内養漁場にて秋仔マダイの沖出しが始まりました。
マダイは孵化してから約45日間、全長が40mm前後になるまでを陸上の稚魚水槽で飼育し、その後出荷までの約2ヶ月間を海上の生簀の中で飼育します。今回は、稚魚水槽から海上生簀へ魚を移動するために行う「沖出し作業」についてお伝えします!
まずは水槽に採り網を入れて稚魚を集めます。一度にたくさん入りすぎると稚魚が傷んでしまうため、何回かに分けて作業をします。
船と水槽を繋いだホースで、サイフォンの原理を用いて稚魚を吸い出します。
吸い出している最中に魚が弱ったり死んだりしないように、細心の注意を払いながら作業をします。
こうして魚を積み終えた船は、この時期水温が高く秋仔マダイやシマアジの飼育に適している柏島漁場へ向かって出発し、約8時間の航海を経て柏島の海上生簀へと収容されます。
この後、約2ヶ月後の出荷に向けて海上生産社員が責任を持って飼育管理を行っていきます。
それでは、次回の更新もお楽しみに!