2016年2月20日土曜日

No116 シマアジの沖出し

115日より、シマアジの沖出しが始まりました。今回はその様子をお伝えします!

当日は最後の手撒き給餌をし、底掃除をした後に沖出しの作業に入ります。
マダイは孵化してから約45日で沖出しを行いますが、シマアジは孵化してから58日前後で沖出しを行います。
沖出しの方法はマダイと同じで、水槽に採り網を入れて稚魚を集め、サイフォンの原理を用いて稚魚を飼育水ごと吸い出します。




シマアジはマダイに比べ、デリケートな魚なので、より一層の注意を払って作業を行っています。
ホースの先は船のカンコに繋がっており、この中で泳がせながら柏島へと運びます。


また沖出し後には、水槽ごとにどのような稚魚に仕上がったのかを確認するため、並べて外見上の異常の有無やサイズ等を確認し、その後は捌いて骨の異常がないかを観察します。


沖出しした稚魚は、選別、数読みを経てお客様のもとに出荷します。
柏島は気温も水温もまだ低いですが、良い稚魚に育つよう精一杯頑張りたいと思います!


それでは、次回の更新もお楽しみに!

2016年2月14日日曜日

No115 インターンシップ

先日の寒波で高知でも雪が積もり寒い日が続いていましたが、
そんな中、浦ノ内養魚場では125日に高知大学から女子学生1名、福山大学から男子学生1名がインターンシップに参加してくれました!

 
また、23日には愛媛大学から男子学生1名が参加してくれました。
 
 
インターンシップでは稚魚の観察やサイズの計測、また親魚への餌やりを行いました。さらに、DNA解析に使用するサンプルも処理するなど、各部署の作業をそれぞれ体験してもらい、3人とも真剣に取り組んでくれました。

種苗を生産するという立場で魚を見てみると意外な発見があったのではないでしょうか?

お越しくださった学生の皆様、ありがとうございました!