2017年10月28日土曜日

No135 マダイ親魚、秋仔マダイの池入れの様子


こんにちは! 今回は、浦ノ内養魚場で養成しているマダイ親魚と、それらから得た卵を用いた秋仔マダイの池入れの様子をお伝えします。

マダイ親魚は、陸上の100t水槽×2面で養成しており、1面当たり雌雄合わせて約50尾を収容しています。9月下旬には産卵を開始し、池入れ時期には卵量・卵質ともに安定するようコントロールしていきます。卵質には親魚のストレスや与える栄養分などが複合的に作用することから、担当者は親魚に負担のかからないよう気を配りながら給餌等の作業を行います。







親魚水槽で採取した卵は、顕微鏡を用いて状態観察を行います。卵径や卵質等を調べて、池入れに適しているかどうかを判定します。収容が決定すれば、その中でもより良質な卵のみを稚魚水槽へ収容します。




  
収容後も顕微鏡観察は毎日行い、全長計測や摂餌状況の確認などをしながら生産を行っていきます。
 
それでは、次回の更新もお楽しみに!

2017年10月25日水曜日

No134 魚供養祭、底質改良剤の散布

こんにちは、お久しぶりです!先日の台風は規模が大きかったですが、影響はなかったでしょうか?
今回は、魚供養祭および底質改良剤の散布についてお伝えします!

1011日に魚供養祭を執り行いました。生産過程で〆たり斃死したりした魚を供養するために、年に一度行っています。


魚の供養とともに、豊かな自然へ感謝するほか、この一年も無事に生産できるよう従業員の安全祈願も行います。自然環境を守り、豊かにしていきたいとの考えは創業者の意思であるとともに、水産事業部の発足の元でもあります。

また、1020日には、浦ノ内漁場にて底質改良剤の散布を行いました。漁場の底質や水質の改善、およびpH調整を目的とした取り組みです。当日は生憎の天気で時折小雨が降っていましたが、そのような天気の中でも深浦の作業場には湾内の養殖業者の方々が来て下さり、散布にご協力いただきました。
 
春仔マダイの生産や親魚養成で使用している漁場など、普段から生産に関わる場所へ重点的に散布を行いました。柏島および古満目漁場でもそれぞれ散布を行う予定です。

今後も環境に配慮しながら、社員一丸となって稚魚作りに取り組んでいきます!

それでは次回の更新もお楽しみに!
 
 
魚供養祭の日に撮影した集合写真です。