2017年5月19日金曜日

No131 マダイ親魚の雌雄判別、春仔マダイの選別

こんにちは!
久しぶりの更新となった今回は、マダイ親魚の雌雄判別と、春仔マダイの選別についてお伝えします!

弊社では、採卵用の親魚候補である集団を浦ノ内湾にて養成しており、毎年4月の中旬頃には全ての個体の雌雄を確認します。この時期に雌雄を確認するのは、マダイの産卵期に当たるため、判別がしやすいからです。


写真のように細いチューブを生殖腺の穴から通し、卵または精子を採取することで判別しています。また、同時にマダイの体色や体型などの形質を確認し、写真も撮影することで各個体のデータを取ります。年度によって尾数は異なるものの、数百~千尾以上の個体の雌雄判別を行います。
そして、DNAデータと合わせて個体ごとの評価を行い、次の生産に向けて選抜していきます。

また、浦ノ内養魚場では、春仔マダイの選別が始まっています。

 
 
稚魚が7cm程度にまで成長すると、小割の中の稚魚を4段階にサイズ選別します。サイズを分けて飼育することで、その後のバラつきが抑えられるほか、稚魚のストレス軽減にもつながります。

まもなく、春仔マダイの数読みと出荷も始まります!
それでは、次回の更新もお楽しみに!