2013年12月29日日曜日

No81 現在の状況


 

1226日にマダイ秋仔の沖出しが終わりました。

柏島漁場で元気に育ってくれるのが楽しみです。
 
 



 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

次回のマダイ春仔生産開始までは、良い卵を産んでくれるよう特に親魚管理を慎重に行っています。

 

また現在、陸上水槽ではシマアジが孵化後31日目となり順調に成長しています。




 
 
はじめは透明だった体表も孵化後26日目頃になると銀化が始まり、シマアジらしくなります。

現在は大きい個体で約15mmまで成長しています。

次回は、シマアジのさらに成長した様子をお届けしようと思います。

2013年12月13日金曜日

No80 川崎主任

柏島でのマダイの数読み開始までの間、海上生産部署の川崎主任が陸上生産部署の研修にきています。
そこで、陸上での仕事について感想を聞いてみました。

稚魚の観察を行っている様子です。
 

 

 

 

 

 

 

 陸上生産の仕事はどうですか?

川崎主任「難しい事ばかりで大変ですが、お力になれるよう
精一杯頑張ります。


 

 

 

 

 

 

 

 
これからも各部署協力して、良い魚をつくっていきます。

2013年11月25日月曜日

No79 マダイの沖出し開始!


1124日に、マダイの沖出しを開始しました!


 

 

 

 

 

 

 
 


浦ノ内では、マダイの秋仔が孵化後44日目になり、沖出しが始まりました。

魚の成長はとても早く、卵から孵化したマダイは、4cm程まで大きくなりました。

 

沖出し予定日が決まると、沖の水温に合わせるため、水槽内の水温調整を行います。

沖出しは、陸上水槽のマダイを取り網で寄せ、サイホンの原理を用いてホースで行います。

魚が酸欠になったり、痛んだりしないように注意を払いながらの作業です。


 

 

 

 

 

 

 

 

 ホースで送った魚たちは船に積み、はじめは主に柏島漁場で飼育します。

 

これからシマアジの生産も始まるので、次回の更新を楽しみにしてください。

2013年11月4日月曜日

No78 漁場の底質改善を行いました!


1030日に浦ノ内養魚場で底質改良剤を散布しました。
 


 
 
このように毎年、生産で負担をかけた養殖漁場に散布し、底質改善及び水質改善・pH調整を行っています。

 

さらに、底質の状態もチェックしています。

 

ご協力いただいた方々、ありがとうございました。

2013年10月8日火曜日

No77 採卵と観察

皆さん、お久しぶりです。浦ノ内通信の更新です。


つい先日、マダイの産卵が始まりました。 池入れ予定日はまだですが、産卵してくれたので一安心です。
今年も良い稚魚を作れるよう、社員一同力を合わせて頑張っていきます。


その稚魚の元である卵を少しご紹介していこうと思います。


マダイは分離浮上卵なので、良い卵ほど水面に浮いてきます。その日の卵を浮上卵、沈卵にわけて重量を量ります。



今回は、マダイの卵の採卵作業を体験させてもらいました。


まずは採卵ネットに集められた卵をバケツに入れます。卵が浮き上がるまで数分待ちます。 そして、浮上卵だけを丁寧にすくい、パンライトに移していきます。

 
 
 
 
さらにそこから、浮上卵の重量を量るため、小さいネットへ移します。
 一つ一つの作業を慎重にやらなければいけないので、卵を移動させる作業は見守ってもらいました。










緊張しましたが、何とかやり遂げることが出来ました。





そしてたくさんの卵が集まると・・・





きれいなオレンジ色になりました。
ビーカーの中では色はわかりにくいですが、一粒一粒はオレンジ色をしているんです。








では、卵の世界を少しのぞいてみましょう。





マダイの卵は大きくても1mm程度なので肉眼で見ることができますが、一粒一粒の状態や違いまでは見ることができません。



そこで登場するのが顕微鏡です。



これは、実態顕微鏡といいます。主に仔稚魚、微生物を観察するのに使います。
これで卵を観察すると・・・





均一の卵がきれいに並んで見えます。
しかし、これではまだ全部が同じ様に見えてしまいます。




そこで登場するのが・・・





この光学顕微鏡です。

この顕微鏡では、マダイが産卵を始めてから孵化後20日頃まで毎日観察を行っています。






この顕微鏡で卵を見てみると・・・




初めて見る方も多いのではないでしょうか。
一粒の卵の細部まで見えるようになりました。この写真の卵は午前10時ごろに見たものです。




時間が経過すると・・・





だいぶ形が出来てきているのがわかります。実は矢印の部分は目になる所なんです。
この写真は同じ日の午後3時ごろに見たものです。





そして次の日の午前10時ごろには・・・






なんと孵化しています。形はまだマダイっぽくはないですが、魚の形をしています。
約1日で卵の状態から孵化までと成長が早く、これを見るたびに生命のすごさや不思議さを実感します。


やがて孵化後45日前後で沖出しされ、8cm以上になるとお客様の元へ出荷されます。





以上普段、見れないミクロの世界をご紹介しました。





2013年8月7日水曜日

No76 エガニの取り上げ

こんにちは、古満目事業所の石田です。
今年も高知県漁協高知支所の永野さんからいただいたエガニ(トゲノコギリガザミ)の親がたくさん卵を産んでくれ、元気な稚ガニが育ちました。
今回は飼育水槽から稚ガニを取り上げた時の様子などをご紹介します。



まずはたくさん卵を産んでくれた親ガニさん
たくさん卵を産んでくれてありがとう










育った稚ガニ 大きさは3ミリ~5ミリ程度です。小さいですね!










稚ガニの水槽には、しがみつけるような麻布やネットをぶら下げてあります







麻布にしがみついている稚ガニ









飼育水を排水し、稚ガニだけをカゴや網で受けることで取り上げを行いました








これすべて稚ガニです!!!!






取り上げた稚ガニは730日に浦戸湾で放流を行いました。
これからも自然に恩返しをすべく様々なことに取り組んでいきたいと思っています。
以上、古満目事業所の石田がお送りしました。次回の更新もお楽しみに♪

 


2013年7月18日木曜日

No75 クロダイの放流


こんにちは!(●・ω・)/

 

今回は、715日の海の日に高知市弘化台の中央卸売市場で行われた、毎年恒例のクロダイの放流イベントの様子をお伝えします。

 

まずは準備の模様から
 
 
 
 
 
 


 

運んで来たクロダイをバケツリレーでプールへ入れます。


水温が心配されていましたが、元気に泳いでいます。



この日、高知市は最高気温が34℃と暑い一日となりました。そんな中、約250名の親子に参加していただきました。
 





子供たちも元気いっぱいです。ヾ(*''*)
 
 
 
 
 
 
 
 



親子で協力する姿もありました。


 




 
 
夢中になりすぎて、抽選会が始まっても放流をやめない子供たちもいて、見ている僕たちも元気になりました。

 
無事に約5万尾を浦戸湾へ放流することができました。今年も無償で協賛していただいた小島水産有限会社様、参加していただいた皆様ありがとうございました。
 
来年もお会いできることを楽しみにしています。

 

 

 
次回更新もお楽しみに☆

 
 
 


2013年7月12日金曜日

No74 今シーズン出荷終了のお知らせ

こんにちは!浦ノ内通信の更新です。(*・∀・)ノ゙

 
無事全ての出荷を終え、小割でいっぱいだった浦ノ内漁場もいつもの風景になり、落ち着きを見せています。

 
今シーズンの累計出荷尾数は、

マダイ1478.6万尾
シマアジ50.4万尾

でした。

 

 

現在浦ノ内養魚場では、次の生産に向けて準備が進められています。
その様子を少し紹介したいと思います☆

 
陸上生産では、主に水槽の補修や消毒、施設内の機械のメンテナンスなどをしています。

親魚管理では次回の産卵に向けて、水槽環境や魚の状態を調節しています。

 
使用する備品も自分たちで作っています。
 


餌をやりながら魚の状態を観察します。



次に海上生産では、主に小割に使用した網を洗ったり、破けている所の修理、また数読み機等のメンテナンスや漁場の整備をしています。






網の山です。∑(゚□゚;)
100丈以上はあります。破れたところを見つけ手作業で修理していきます。



次回シーズンに向けて、陸上生産の方々に意気込みを語ってもらいました。

・次の生産は今シーズンを振り返り反省して、業者の方に喜ばれる稚魚を作っていきたいです。(岡崎)

・生物餌料安定培養、品質向上を目指して頑張ります。(河林)

 
・業者の方の大事な「元」になる稚魚なので、良質の卵を産んでもらえるよう親魚管理をしっかりしていきます。(幹田)

 
 
次回は浦戸湾放流イベントの模様をお伝えします。皆さん、お楽しみに(>∀<)ノ☆