2017年8月24日木曜日

No132 久しぶりの更新となりました

こんにちは!お久しぶりです!朝晩は少しずつ涼しくなってきましたが、日中はまだまだ暑い日が続いていますね。
久しぶりの更新となりましたが、その間に近況報告のページがリニューアルしました!いかがでしょうか?様式が変わってご不便がある方もいらっしゃるかと思いますが、これからも宜しくお願い致します。
さて、7月上旬には春仔マダイの数読み・出荷が終了致しました。

 

また、カンパチは有償での出荷が始まって2年目となりますが、そちらの生産・出荷も終了致しました。
手のひらに乗せているのは出荷後の稚魚です。




カンパチでも他の魚種と同様、来年度の生産に向けた研究も進めています。
下の写真は、カンパチ稚魚の透明標本を作製しているところです。透明標本とは、筋肉を透明にし、硬骨を赤色に染色(必要に応じて軟骨を青色に染色)することで、骨格を詳細に観察することができる標本です。

 
 
カンパチはマダイやシマアジに比べると成長速度がとても早く、あっという間に形が変わっていきます。そこで、いつどのように骨格が変わっていくのかを調べたいのですが、とくに小さい稚魚の場合は、捌いてしまうと正確に観察することができません。そのため、このような標本を作製することで、ごく小さい時期でも観察することができます。

このようにして得られた知見などをもとに、飼育技術の改良を進めていきます。

それでは、次回の更新もお楽しみに!