今回発表した研究では、弊社で親子鑑定(生産した稚魚の親がどの親魚であるかを特定)した稚魚のDNAと体長のデータから,成長と遺伝の関係について調べられました。
その結果、稚魚の体長の差は遺伝によるところが大きく(もちろん環境要因もありますが・・・)、より大きく育つ稚魚を多く産む親魚を使用することで,成長率の良い稚魚を生産できる可能性があるということがわかりました。
また,このような親魚を選ぶ際には、卵質など遺伝以外の影響の少ない雄親の方で選ぶことが適当と考えられました。
弊社で行ってきたDNA研究のデータが、このような形で業界発展のための研究に役立ったことは、弊社にとっても大変良い機会になりました。
今後も体長だけでなく、耐病性や色、形など様々な形質と遺伝との関わりについて研究し、より良い稚魚を作るべく努力します。
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