2015年4月21日火曜日

No103 親魚の雌雄判別と形質確認

先日、浦ノ内の沖小割で養成中のマダイ親魚の雌雄判別と形質確認を行いました。今回は、その作業の様子についてお伝えします!
 
マダイの親魚候補群は、稚魚期に出荷した養殖業者の方から買い戻ししており、産卵期を迎える春に雌雄判別と形質の確認を行っています。
 
 
 
親魚を1尾ずつ網ですくって、船上の湿らせたスポンジの上に乗せます。
 
 
腹部を手で押して精子が出れば雄、生殖孔にチューブを挿入し卵が採取できれば雌と判定しています。また、同時に形質(体形や体色など)も確認します。小割の上から見れば違いは分かりませんが、スポンジ上に上げて見ると個体ごとに違っています。より形質の良い親魚を生産に使用するために、1尾ずつ複数人で評価をします。
 
 
さらに、写真撮影も行い、DNA解析結果を含めたあらゆるデータを参考に、最良と思われる親魚を選び出せるよう努めています。
 
それでは、次回の更新もお楽しみに! 
 

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