研究室では主に、DNA解析を用いた親魚の選抜や、魚の病気を調べる魚病診断などを行っています。
DNA解析の流れは、まず、稚魚や親魚の魚体の一部をサンプリングし、そこからDNAを抽出します。次に、得られたDNAの任意の部分をPCRと呼ばれる方法で増幅します。それを電気泳動にかけることで遺伝情報を得ます。
PCR準備として、DNAと試薬を調整しているところです。
PCRには、サーマルサイクラーと呼ばれるDNAを増幅させる機械を用います。
電気泳動には、シーケンサーと呼ばれる機械を用います。
得られた遺伝情報を用いて、遺伝的にも見た目にも優れた親魚を選抜することができるほか、稚魚の遺伝的多様性を調査したり、形態異常と遺伝の関わりを調査したりすることができます。
お客様に満足していただける種苗を提供するために、こうした研究面にもさらに力を入れていきたいと思っています。
それでは、次回の更新もお楽しみに!
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