2015年10月26日月曜日

No110 秋仔マダイの池入れ開始

今回は、秋仔マダイの池入れの様子をお伝えします。

通常、自然界ではマダイは春頃に産卵します。この為、私達が秋にマダイの稚魚を生産するためには、陸上の親魚飼育棟で日照と水温を調整し、親魚に春がきた!と錯覚させる必要があります。そのようにして秋の採卵も可能にしています。

 
池入れ予定日当日、まずは少量の卵をサンプリングして観察を行います。卵質を細かくチェックし、良い卵であると判断できれば池入れに向けた採卵を行います。

 
採卵した卵のうち、特に良質な卵だけを分離し、稚魚水槽へ収容します。ハンドリングによる卵への負担を軽減するため、慎重に、かつ手早く行います。

 
今はまだ5mmにも満たない孵化後5日目のマダイの仔魚です。
これからワムシやブラインシュリンプ、そして配合飼料等を摂餌しながらどんどん大きくなっていきます。

それでは、次回の更新もお楽しみに!
 
 

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