2015年1月13日火曜日

No94 シマアジの手撒き

今回は浦ノ内養魚場の稚魚水槽で飼育しているシマアジについてお伝えします!

現在、シマアジは早い分では孵化後51日目になっており、今月25日には柏島漁場に第一弾が沖出し予定になっています。シマアジは孵化後24日目から配合飼料を与えます。マダイだと沖出しまでは自動給餌器で与えるのですが、シマアジは孵化後45日目前後から人の手で給餌します。
私たちはこれを“手撒き”と呼んでいます!

手撒きによる給餌により、シマアジが集まって1つの塊となって摂餌することを癖付けます。また、人の手による給餌にも早い段階で慣れることができます。そうすることで、沖出し後小割での飼育が始まっても餌への寄り付きがよく、結果として成長スピードが上がることが分かっています。

 



 
 
 
手撒き給餌の日数が経つにつれ、徐々に一つの塊になって摂餌するようになり、最終的には水槽の中で渦を巻き出します。餌へ寄ってくるスピードや渦を巻いている姿は見ていても圧巻です!

これからさらに手撒きをする水槽が増えていきますが、どの水槽のシマアジも最高の状態で沖出しできるよう精一杯育てていきたいと思います!

 

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